鉄筋業に関係する補助的な資格についてご紹介します!

こんにちは!
今回は、前回の記事「鉄筋業に直接関係する保有資格についてご紹介します!」の続編となります。

前回の記事では、私たちが実際に保有している「鉄筋工として直接関係する資格」についてご紹介しました。

鉄筋施工技能士や登録鉄筋基幹技能者など、専門性の高い資格を中心にお届けしましたが、今回は少し視点を変えて、現場で安全かつ効率よく作業を進めるために必要となる補助的な資格や教育について詳しくご紹介していきます。

これらの資格は一見すると「鉄筋工そのものとは関係ないのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、実際の現場では、鉄筋工が複数の作業に対応する必要があり、それに伴ってさまざまな補助的資格を取得しておくことが、安全・品質・効率を高める上でとても重要となります。


補助的資格とは?なぜ必要なのか?

建設現場では、鉄筋の組立てや加工といった専門作業以外にも、多くのサポート業務や安全配慮が必要となります。

例えば「資材の吊り上げ作業」「高所での作業」「作業員の指導」「安全管理」などです。

こうした作業に必要となるのが、今回ご紹介する補助的な資格です。

これらを保有することで、次のようなメリットがあります。

  • 作業の幅が広がり、チーム内での役割が増える
  • 高所作業や機械操作など、現場での安全性が向上
  • 元請会社からの信頼・評価がアップ
  • 資格手当など、待遇面の向上にもつながる

弊社で取得している主な補助的資格一覧

以下は、弊社スタッフが実際に取得している補助的資格・教育の一覧です。

それぞれの概要と現場での役割についても簡単に解説します。


玉掛け(つり上げ荷重1t以上のクレーン等)

資材をクレーンで吊り上げる際に必要な資格です。

鉄筋材の搬入・配置など、現場で欠かせない作業を安全に行うための基本資格です。


玉掛け業務従事者安全衛生教育

玉掛け作業を行う者に対し、定期的に受講が求められる安全教育です。実務経験者でも、継続的な教育が重要です。


足場の組立て等作業従事者特別教育

高所での作業を行うためには、安全な足場の理解と組立て方法を学ぶ必要があります。

現場によっては、鉄筋工も足場に関与することがあります。


フルハーネス型墜落制止用器具特別教育

高所作業において、命綱とも言えるのがフルハーネス。

近年は義務化も進んでおり、正しい使い方を習得することが求められます。


職長等教育

現場のリーダーや班長に必要な教育です。作業の指示だけでなく、安全管理も含めたリーダーシップ力が問われます。


職長等・安全衛生責任者教育

上記職長教育に加え、さらに安全管理に特化した内容です。

工事全体の安全推進や、作業員の健康管理まで視野に入れた内容となっています。


職長等・安全衛生責任者教育(能力向上教育)

定期的に職長が受講する再教育です。

現場の変化や法改正に応じて、安全管理体制をアップデートすることが求められています。


小型移動式クレーン

5トン未満のクレーンを操作するための資格です。狭小現場や資材移動の際に重宝されるスキルのひとつです。


床上操作式クレーン(5t未満)

クレーンの床上操作を行うための資格です。玉掛けとセットで取得しておくと、現場での作業効率が大幅に向上します。


ガス溶接作業者

鉄筋の補修や特別な加工を行う場面で必要となります。

通常の鉄筋組立て以外にも、柔軟に対応できる力をつけるための資格です。


高所作業車運転者(作業床10m未満)

10メートル未満の高所作業車を運転するための資格。高所に鉄筋を運ぶ・設置する場面で活躍します。


全豊田外来工事(感電防止・高所作業・作業責任者)

トヨタ関連の現場では必須とされる特別教育です。

感電防止や高所作業など、メーカー独自の安全基準に対応するための教育です。

弊社は、トヨタグループの現場でも多数の実績があり、これらの教育も受講済みです。


最後に

鉄筋工事の技術力はもちろん大切ですが、それを支えるのが今回ご紹介した補助的な資格です。

これらを取得しておくことで、より多くの現場に対応できるだけでなく、お客様や元請企業様からの信頼にもつながります。

弊社では、常に安全第一を心がけ、スタッフ一人ひとりが必要な知識と資格を持って業務に取り組んでいます。

今後もさらに幅広い現場に対応できるよう、資格の取得・更新を積極的に進めてまいります。

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