こんにちは!
今回は、前回の記事「【熱中症に潜むリスク】- 過信が招く、見えない危険 –」の続編となります。
前回の記事では、夏場の建設現場において、非常に危険な存在である熱中症についてご紹介しました。
今回は、弊社が現場で日々取り組んでいる「熱中症対策」についてご紹介したいと思います。
夏の暑さが年々厳しさを増している中、屋外で作業する私たち建設業界では、熱中症は非常に深刻なリスクの一つです。
社員の健康と安全を守るためには、予防と対策を徹底することが何より重要です。
弊社では、従業員が少しでも快適かつ安全に作業できるよう、さまざまな対策を講じています。
全体で取り組む熱中症対策
まず、全社員に共通して行っている対策についてご紹介します。
塩タブレットの配布
夏場の現場では、大量の汗をかくことで体内の塩分が失われてしまいます。
そのため、塩分補給用のタブレットを配布し、自由に摂取できるようにしています。
コンビニやドラッグストアでも見かける塩タブレットは、手軽に塩分とミネラルを補給できる優れものです。
冷たい飲み物の提供
加工場では、保冷対応の業務用水筒に冷えた麦茶を入れて毎朝設置しています。
水分補給は熱中症予防の基本ですが、麦茶はノンカフェインで体にやさしく、汗とともに失われるミネラル分も含まれているため、熱中症対策として非常に有効です。
こうした麦茶の提供は社員にも好評で、「これがないと、干からびてしまう!」という声も上がるほどです。
なお、各現場では、組の方がOS1やウォーターサーバーを常備し、熱中症対策に取り組んでくださっています。
涼しい環境の提供
作業の合間にしっかりと体を冷やせるよう、涼しい部屋を設置してくださっています。
室内にはエアコンを備え付け、外気温との差で体温を下げられる環境を整えてくださっています。
炎天下の作業を続けた身体は、短時間でも涼しい場所に入ることで熱がリセットされ、疲労感も大幅に軽減されます。
個人で取り組む熱中症対策
全体の取り組みに加え、各社員が自分自身で行っている対策もあります。
空調服の着用
ここ数年で普及してきた「空調服」も、弊社では積極的に導入しています。
空調服とは、小型のファンが内蔵されていて、服の内部に外気を取り込み、汗の蒸発を促進することで体温の上昇を防ぐ作業服のことです。
見た目は少し膨らんでいますが、着用している本人はかなり快適です。
真夏の炎天下でも、空調服を着ることで体感温度が大きく下がり、作業効率も向上します。
熱中症対策は“全員で意識する”ことが大切
熱中症は、ちょっとした油断や我慢から重症化することもあります。
そのため、弊社では「我慢しない」「遠慮しない」を徹底しています。
例えば、少しでも体調が悪いと感じたらすぐに休憩を取る、周りの人の様子がおかしければすぐに声をかける、といったチーム内での声掛けや連携を大切にしています。
また、毎朝の朝礼では「今日は特に暑くなりそうだから水分補給をしっかりと」など、天候に応じた注意喚起も行っています。
今後もより良い職場環境を目指して
弊社では、これからも社員一人ひとりの健康と安全を第一に考え、熱中症だけでなく、あらゆるリスクに対して万全の対策を行っていきます。
建設業は「キツイ・危ない」というイメージがまだまだ根強くありますが、私たちはそのイメージを少しでも変えていけるよう、今後とも働きやすい現場環境づくりに全力で取り組んでいきたいと思っています。